3月27日から29日まで予定されているブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダシルバ大統領のベトナム国賓訪問を前に、駐ベトナムブラジル大使館のマルコ・ファラニ大使は、両国の戦略的パートナーシップに潜在する可能性の大きさを強調しました。
ファラニ大使は、今回の訪問が両国関係における政治的意思を示す重要な機会であり、ベトナムがブラジルにとって信頼できるパートナーであることを再確認する意義深い出来事だと説明しました。
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「ベトナムは今や国際社会で極めて重要な役割を担う国となりました。世界中の首脳が注目し、その地政学的重要性と巧みな外交戦略を高く評価しています。今回のルーラ大統領の訪問は、南半球の発展途上国同士の絆をさらに強める絶好の機会となるでしょう」
3月28日の首脳会談では、戦略的パートナーシップのための行動計画に署名する予定で、ファラニ大使はその意義を次のように説明しています。
(テープ)
「この行動計画は、両国が協力を深化させる具体的な道筋を示すものです。政治、外交、文化交流に加えて、4つの重要な技術協力分野を特定しました。農業、科学技術、特に半導体とデジタル分野は、両国の強みを生かせる有望な領域です。さらに国防協力とエネルギー転換についても、協力の可能性を追求していきます」
加えて、ブラジルが今年のBRICS議長国として7月に首脳会議を主催することを踏まえ、変動する国際情勢の中でベトナムが果たしうる役割の重要性も強調しました。
(VOVWORLD)