ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)問題に関する第17回国際学術会議の開催にあわせて、11月5日、ダナン市で「2025年ベトナム東部海域に関する国内シンポジウム」が開かれました。
主催はベトナム外交学院で、ベトナム海洋・島嶼局、農業・環境省、ダナン市外務局および同市人民委員会が共催しました。テーマは「科学技術協力・グリーンで持続可能な発展を促す原動力」です。
会議には、国内外の専門家や研究者をはじめ、関係省庁、地方行政府、研究機関、大学、業界団体、さらに在ベトナム外交団の代表らが多数参加し、知見の交流や発展経験の共有、海洋科学技術分野での国際協力の強化について議論が行われました。
また、国際会議に参加しているインドネシア、韓国、台湾(中国)、インドの代表者からも意見が寄せられ、管轄権外の海域における海洋生物多様性の保全、沿岸養殖と生物多様性保護の両立、ビッグデータを活用した海洋空間管理とエコツーリズム開発、海底インフラの保護といった海洋科学技術の応用に関する4つの主要テーマについて実践的な取り組みや課題が共有されました。
(VOVWORLD)