11日午後、東北大学百周年記念会館(川内萩ホール) で東北大学118周年ホームカミングデーの一環として、「東北大学国際功労賞・海外同窓会アウォード」の授賞式が行われました。実行委員会による厳正な審査の結果、その受賞者及び受賞団体が決定されました。
本アウォードは、海外同窓生等との連携を強化することを目的に立ち上げられた取組みであり、個人部門の「東北大学国際功労賞」は、東北大学にゆかりのある方の中で国際的な活動を通じ、本学の国際的プレゼンスの向上に貢献を果たした方に対し表彰されるものです。一方、団体部門の「海外同窓会アウォード」は、特色のある海外同窓会の活動に贈られます。
「東北大学国際功労賞」には今年度も、人類が直面する地球規模課題の解決に資する科学技術への貢献に対して贈られる「科学技術賞」と「特別賞」が表彰されます。今回、表彰された個人の1人はベトナムのトゥイロイ大学学長のグエン・チュン・ビェット教授です。
ビェット教授は2007年に東北大学大学院工学研究科で博士号(河川・海岸工学)を取得した後、現在はトゥイロイ大学学長として教育・研究・国際連携に多大な貢献を果たしてきました。特に、東北大学とベトナムの関係強化に尽力しています。2019年には東北大学ベトナム同窓会(TUAAV)を設立し、初代会長として数多くのセミナーや交流イベントを主催し、東北大学のプレゼンス向上とネットワーク形成に寄与しました。また、十数名のベトナム人学生や研究者を東北大学に紹介・派遣し、共同指導や博士課程プログラムを通じて次世代研究者の育成にも貢献しています。
(VOVWORLD)