21日午前、ハノイでレ・ミン・ホアン国会副議長は、世界銀行のベトナム・カンボジア・ラオス担当ディレクターであるマリアム・シャーマン氏と会見し、意見交換を行いました。
会見でホアン副議長は、世界銀行が引き続き、開発途上国に対する持続可能な開発目標の達成支援を効果的に行うことへの希望を表明しました。
今後の協力に関して、ホアン副議長は、農業分野を含むベトナムと世界銀行との「戦略的協力枠組み」の実現をさらに加速させるよう提案しました。また、科学研究の質の向上や制度の構築・整備に対する支援の必要性を強調しました。
さらに、ホアン副議長は、世界銀行がベトナムと連携して推進している「2030年までのメコンデルタ地域における低排出で高品質な100万ヘクタールの稲作の持続可能な開発とグリーン成長を両立させる」計画について触れ、このプロジェクトをベトナムと世界銀行の協力の象徴的事業として位置付け、制度的枠組みや資金面でのさらなる支援を要請しました。
これに対し、シャーマン氏は、今後の協力がより効果的に進展し、設定された目標の達成につながることへの希望を表明しました。そのうえで、世界銀行としても、専門家の派遣、政策コンサルティング、能力開発支援などを通じて、ベトナムの制度改革、科学技術の発展、イノベーション推進に貢献する用意があると確認しました。
(VOVWORLD)