席上、双方は2010年に締結された二国間の国防協力協定の効果的な実施により、ベトナムとポーランドの国防協力が多くの成果を上げていることに喜びの意を表明しました。特に、高官級を各レベルの代表団の交流、教育訓練、国連平和維持活動、防衛産業などの分野で顕著な進展が見られています。

チエン次官は、ベトナム国防省がポーランドの軍人を受け入れ、国防科学アカデミーでのベトナム語研修や、国防アカデミーでの国際訓練コースへの参加を支援する用意があると強調しました。また、今後の協力について、両国の国防協力の枠組みとメカニズムをさらに強化すること、各レベルの代表団の交流を継続し、相互理解と信頼を深めること、そして国防協力をベトナム・ポーランド関係に適合させる形で推進することを提案しました。さらに、教育訓練、国連平和維持活動、防衛産業、軍医、若手将校交流などの分野での協力を強化する必要があるとしています。

さらに、チエン次官は、ポーランドに対し、ベトナムとEU＝欧州連合との国防分野における協力を引き続き支持するよう要請するとともに、EUがベトナムの水産物に適用する「イエローカード」の早期解除に対するポーランドの支持に期待していると述べました。

一方、ポーランドのパヴェウ・ベイダ国防次官は、ベトナムが東南アジアにおけるポーランドの重要なパートナーであると強調し、経済分野だけでなく、防衛産業、教育訓練、国連平和維持活動などの国防分野でも、ベトナムとの協力を促進したいとの意向を示しました。

(VOVWORLD)