26日午前、ハノイの政府本部で、ベトナムのファム・ミン・チン首相とシンガポールのローレンス・ウォン首相が、北部タイビン省に建設されるベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)の起工式に出席しました。
両首相は、次世代の工業団地づくりについて踏み込んだ議論を行い、持続可能性、デジタル変革、グリーンテクノロジー、人工知能の活用に重点を置くことで合意しました。チン首相は次のように語りました。
(テープ)
「我々は、この工業団地を第一世代から第二世代へと進化させたいと考えています。今朝のローレンス・ウォン首相との会談で、単なる工業団地から、科学技術、イノベーション、商業、都市サービスを統合した先進的な施設へと発展させることで意見が一致しました」
ローレンス・ウォン首相も、両国の協力について言及し、「より効率的で、環境に配慮した工業団地の開発を目指す。再生可能エネルギーの活用やコスト削減、イノベーションの推進に注力していく」と語りました。
なお、ベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)は、1996年にシンガポールとベトナムの両国の国営企業が共同で設立した合弁事業です。現在、同工業団地は、ベトナム国内で最大規模の工業団地の一つとして知られており、南部のビンズオン省、北部のバクニン省とハイフォン市、中部のクワンガイ省の4つの地域に、合計約6000ヘクタールの開発用地を展開しています。
(VOVWORLD)