9日午前に開かれた「軍事的緊張の緩和と長期的な信頼の構築」をテーマにした全体会合第2セッションで、チエン次官は、ベトナムが独立・自主・平和・協力・発展の政策を一貫して追求し、すべての国の信頼できる友人・パートナーとなる用意があると強調しました。
そして、国防分野では「4つのノー」の方針を堅持していると述べました。すなわち、軍事同盟に参加しない、ある国と結んで他国を敵視しない、外国の軍事基地設置や領土利用を認めない、国際関係において武力やその威嚇を行わない、という原則です。また、軍事情報の透明性、国際法の遵守、平和的手段による紛争解決へのコミットメントを信頼構築の基盤と位置づけました。
さらに、チエン次官は軍事的緊張緩和と長期的な信頼醸成のため、5つの方策を提案しました。それは、国際法の遵守、多国間主義の推進と国際機関の役割発揮、あらゆるレベルでの国防・安全保障・外交対話の維持拡大、独立・主権・領土保全の尊重、軍事政策・戦略・活動の透明性向上と緊急時のホットライン設置です。
今回の対話の枠内で、ベトナム国防省代表団はマレーシア、シンガポール、トルコの代表団とも接触を行いました。
(VOVWORLD)