ベトナムがAI人工知能の将来設計において、重要な役割を担いつつあります。5日にハノイで開催された国際会議「AI管理に関する対話」で、アマンディープ・シン・ギル国連事務総長技術特使がこのように評価しました。
AIは世界の経済・社会構造に大きな影響を与えることから、その国際ルール作りは重要な課題となっています。ギル氏は、「AIの未来は一部の国だけで決めるべきではない」と指摘しました。国連という場を通じて、ベトナムがグローバルなルール作りに積極的に参加することへの期待を示しました。また、ギル氏はこの国際的な取り組みを通じて、ベトナムは先進国の経験から学ぶとともに、自国のAI管理に関する知見を共有する機会も得られると述べました。
今回の国際会議は、ベトナム科学技術省と在ベトナム国連機関の共催で実施されました。現在、国連の各機関はベトナム政府と密接に協力し、AI政策の分析や技術面での助言、倫理的なAI利用の推進、デジタル公共インフラの安全確保など、幅広い支援を行っています。
(VOVWORLD)