席上、発言に立ったトー・ラム党書記長は2024年、経済の前向きな回復と高い成長に加えて、マクロ経済の安定、インフレの効果的な抑制、主要バランスの確保が図られたとの見解を述べました。また、社会保障が改善され、国民の生活水準が向上し、政治的・社会的安定が維持され、国防・安全保障が確保されたことは持続可能な発展に重要な基盤が作り出されたとしています。さらに、対外関係と国際統合が強化され、国際の場における国の地位と信頼性が高まっています。

トー・ラム書記長は、2025年が重要な年であり、2021～2025年期の社会経済開発計画を実施する最終の年であるとし、次のように強調しました。

（テープ）

「経済改革の緊急性に対する認識と行動を統一する必要があります。ベトナムは40年間にわたるドイモイ＝刷新を総括し、経済管理で、さらに強力かつ包括的で断固とした改革を行い、ベトナムが繁栄、豊富、発展の新時代に確かに踏み出せることを目指します。最優先事項は、『精鋭・スリム・強力・効率・効果』の方向で、政治システムの組織・機構の合理化を促進することです。同時に、地方行政府のトップ指導者は、主体性、創造性、自立性を発揮し、説明責任を果たす必要があります」

トーラム書記長はまた、政府と地方行政府に対し、戦略的かつ重要なインフラシステム整備への投資に集中するよう求めるとともに、国家の競争力を高めるため、経済成長モデルの刷新と経済構造の再構築を両立する必要があると強調しました。

（テープ）

「急速かつ持続可能な発展は、科学技術、デジタルトランスフォーメーションに基づき、人を中心に据え、質の高い人材育成に重点を置く必要があります。また、スタートアップ企業、イノベーション、新たな経済的価値の創造に好ましい条件を提示し、教育訓練の根本的かつ包括的な改革を推進して、職業訓練に突破口を開かなければなりません」

さらに、トー・ラム書記長は、文化社会の発展を重視し、持続可能な発展の要求に応えるようなベトナム人の育成、および社会保障の確保を求めました。     

(VOVWORLD)