チン首相は、IFCは単なる都市や高層ビルの集積地ではなく、独自の制度設計を備えた空間であり、新たな政策やモデルを試す実験場として、新たな発展の原動力を生み出す起点になるべきだと述べました。
2日午前、ホーチミン市で開かれた国際金融センターに関する国会決議を展開する会議で、ファム・ミン・チン首相は、「ベトナムの国際金融センター(IFC)は新たな金融モデルを主導し、将来の国家金融を支える柱を育む空間でなければならない」と強調しました。
チン首相は、IFCの整備が戦略的かつ包括的な利益をもたらすと述べました。この中でIFCは、資本面では世界の金融市場との連携や国際金融機関・資本の誘致、国内資源の動員を後押しし、サービス面では国際基準にかなう近代的な金融・銀行エコシステムを育成し、市場面では透明性と効率性の向上を促して国際基準への接近を図り、さらに国家の地位向上の面でも国際的な信頼と影響力を高め、グローバル・バリューチェーンへの参画を支えるとしています。
さらにチン首相は、IFCは単なる都市や高層ビルの集積地ではなく、独自の制度設計を備えた空間であり、新たな政策やモデルを試す実験場として、新たな発展の原動力を生み出す起点になるべきだと述べました。
チン首相は、次のように語りました。
(テープ)
「国際金融センターは、投資家の受け入れにとどまらず、新たな金融モデルを積極的に牽引し、デジタル資産やグリーン経済といった将来の柱を育てることが求められます。そのことで、波及効果を生み、生産の支援、付加価値の向上、参加者の意欲を高め、発展の未来をともに築いていくのです」
(VOVWORLD)