16日午前、ハノイで、ファム・ミン・チン首相はベトナムを訪問中のアップルのCEO＝最高経営責任者のティム・クック氏と会見しました。クック氏がベトナムを訪問するのは今回がはじめてです。
席上、チン首相はクック氏の訪問を歓迎するとともに、ベトナムの発展事業、中でもアップルのグローバル・サプライ・チェーンへのベトナムの参入の促進に対するアップルの貢献を高く評価しました。また、アップルに対し、アメリカ政府、および議会にベトナムの市場経済体制を早期に認定し、ベトナムをハイテク輸出の制限リストから削除するように働きかけることを要請しました。さらに、アップルがベトナムとの投資協力を拡大し、アップルをはじめ、アメリカのサプライチェーン、およびバリューチェンへの参入を支援するよう希望を表明しました。
一方、クック氏はチン首相の提案に従って、ベトナムでの投資や事業活動を拡大する意向があると同時に、ハイテク製品や、アップル社のアップストアに参加するアプリの開発を促進し、ベトナムの製品を国内市場はもちろん、世界各国への出荷を希望すると表明しました。また、エネルギー転換、温室効果ガス排出量の削減、文化的価値のPRでベトナムと協力する用意があると強調しました。
(VOVWORLD)
