School on the boatはハノイのギア・ズンの裏通りにある小さな家の名前です。簡素ですが愛に満ちた家で、ホン川沿いとロンビエン橋周辺に住む30人の恵まれない子供たちの学校でもあります。School on the boatが支援する家族は、ここは子供たちが明るい未来に向けて学ぶことができる場所だと信じています。
ベトナムのSchool on the boatの国際コーディネーターとして、今年22歳のルーシー・フェロさんはボランティアの体験を目的にベトナムに来ました。今、彼女は多くのプロジェクトを通してベトナムの子供たちに熱意と愛情を注ぎ、彼らの生活をより良くしたいという願いを持っています。
School on the boatの援助で7歳のブイ・トゥン・リンちゃんはギア・ズン小学校に通っています。リンのお母さんのチャンさんにとっては幸せの贈り物であり、彼女の子供は仲間と一緒に学校に行くことができました。
現在、ホン川沿いの水面に浮かぶバラックに住む6人の子供たちはSchool on the boat の支援で学校に通っています。残る24人以上の子供たちはフック・サ、フック・タンやロンビエン地域から来ています。その子供たちを教えているボランティアのトニー・ジャー・グエンさんはSchool on the boat は貧しい生活を強いられてる子供たちに人生の暖かさを与え、愛が溢れる家であり、本当に人道的な環境が整った場所ですと語りました。
School on the boat は各国の援助団体からの活動資金調達、貧困世帯への食糧支援(一人の子供当たり平均10キロ/月の米を無償で支給)、子供たちの学費援助、センター内外での学習支援などの多くの活動をしています。現在、School on the boat には10人の外国人のメンバーがいて、継続的にベトナム人のボランティアを受け入れています。
ルーシー・リン、フオンのようにSchool on the boat のコーディネーターとして活動に参加している二人の若いベトナム人も、子供たちに良い生活をさせたいという強い願いを持っています。
School on the boat は2011年に設立されたフランスの非政府組織で、発起人はすべて外国人です。この組織の主な目標はホン川沿いとロンビエン地域に住む子供たちに教育分野における支援をすることです。ここの多くの家族はホームレスで、子供たちを学校に通わせて教育をする余裕がありません。
School on the boat は子供たちが学校に入学するための司法上の支援と、地域の7つの公立の学校に通うための授業料を提供しています。放課後、子供たちは毎日School on the boat に戻り、英語や数学などの指導を受けます。勉強だけでなく、彼らが周りの生活に適応できるためのライフスキルも学びます。またSchool on the boat は子供たちのために多くの社会文化的および芸術的活動を支援し、コミュニティと連携して絵を描いたり、物語を読んだり、彫像を作るなど、子供たちの夢の実現の手助けをしています。