既にお伝えしましたように、25日午後、ハノイで、AFF 2025=「ASEAN未来フォーラム2025」が開幕しました。
開会式には、ベトナムのファム・ミン・チン首相、東ティモールのジョゼ・ラモス・ホルタ大統領、ASEANのカオ・キム・ホン事務総長、ラオスのサルエムサイ・コムマシット副首相をはじめ、ASEANと相手国の政府高官、外交団、企業、学者、パートナー国および国際機関の代表多数が参加しました。
開会の挨拶に立ったファム・ミン・チン首相は、ASEANの未来について議論し、ASEANの未来に関する計画を立てることが今こそますます重要になっている。現在、世界は大きな転換点を迎えていることから、ASEANはグローバルで包摂的、かつ長期的な利益を追求するため、新しい視点とアプローチを採用する必要がある。ASEANの団結とコンセンサスを基礎とするASEANの成長のためのチャンスは現在の課題であると強調し、次のように語りました。
(テープ)
「今日のASEANは、地域の平和と発展のための対話と協力の架け橋であり、地域およびグローバルな連携の中心でもあります。新たな状況で、ASEANは団結と一致を必要とするだけでなく、戦略的、かつ革新的で鋭いビジョンを持ち、対応力と適応力を高める必要があることを示しています。これにより、機会を捉え、課題を解決し、安定的かつ持続可能な発展を実現することができるでしょう」
これを基に、チン首相は戦略における自立、経済発展における自強、ASEANのアイデンティティの維持という3つの戦略的優先事項、および柔軟な適応、発展のためのあらゆる資源の動員、ASEANの連携強化という3つの突破的行動を提案しました。
また、チン首相はASEANに加盟してから、この30年間にわたり、ベトナムは常にASEANを最優先事項の一つと位置付けていると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、ASEAN共同体ビジョンを2045年までに実現するため、積極的で責任あるメンバーとなることを公約します。また、他の加盟国、パートナー、国際社会とともに、ASEANの新しい発展段階を切り開くことに全力を尽くします」
チン首相は、ASEANが世界の未来を形作るために、今後、国際社会と共に引き続き積極的かつ主体的に貢献することへの確信を表明しました。
(VOVWORLD)