先日、インドの首都ニューデリーで開催されていた人工知能(AI)に関する国際会議「AIインパクトサミット」は、88の国と国際機関が「ニューデリー宣言」を採択して閉幕しました。
これは、AI技術に関する世界的な協力の枠組みを作るうえで、大きな節目になると受け止められています。
今回の宣言は、「すべての人の利益、すべての人の幸せ」という原則に基づいています。AIがもたらす成果を公平に分かち合い、いかなる国や社会グループも取り残さないことを改めて確認しました。参加した国などは、AIが急速に発展し、あらゆる分野に大きな影響を与えるなかで、共通のビジョンを実現するために政策の調整や具体的な行動を強めていくことで合意しました。
また宣言では、今回のサミットの柱である「人々・地球・進歩」という3つの目標を強調しています。AI開発の中心に「人間」を置き、この技術が持続可能な開発や長期的なイノベーションに役立つよう取り組むとしています。
さらに、国際的な協力を進めるための「7つの柱」も掲げられました。それには、AIを扱う人材の育成、社会全体での利用機会の拡大、AIシステムの信頼性の確保、エネルギー効率の向上、科学分野での活用、AIリソースの民主化、経済成長と社会の利益への活用が含まれています。これらは、これからの世界におけるAI管理の指針になると見られています。(VOVインド特派員)
(VOVWORLD)