4月30日のベトナム南部完全解放・国家統一50周年を記念して、20日午前、ホーチミン市で、「1975年春の大勝利とベトナムの新たな発展時代」をテーマとした国家レベルのシンポジウムが開催されました。
シンポジウムでは、1975年春の大勝利が、国民全体の大団結の力、祖国統一への意志、そして平和への渇望の偉大な結晶であることが強調されました。
シンポジウムで、ファン・バン・ザン国防大臣は次のように語りました。
(テープ)
「1975年春の大勝利は、ベトナム人民軍を含めた全国民は困難と試練が満ちた闘争を経て収めた賜物です。この勝利は、党の積極的かつ創造的な革命路線、正しい指導方針を証明するとともに、国民戦争の力、祖国統一の意志、平和への願いの勝利でもあります。」
また、ザン国防大臣は1975年春の大勝利から得た成果と教訓を生かし、現在ベトナムが2つの戦略的目標達成に向けて尽力している。これは2030年(党設立100周年)までに、近代的工業を有する上位中所得国となること、および 2045年(独立100周年)までに、高所得の先進国となるということであると明らかにしました。
一方、政治局員であり、宣伝教育・大衆工作中央委員会のグエン・チョン・ギア委員長は次のように述べました。
(テープ)
「このシンポジウムは、今日の国の建設防衛事業に活用できる深い理論的・実践的価値を持つ経験と教訓を総括しました。特に、南部完全解放・国家統一から50年、そしてドイモイ(刷新)政策開始から40年の間に達成された重要な成果を分析したうえで、我が国が新たな時代へと歩み出すための基盤が形成されたことを強調しました。」
シンポジウムでは、120件の論文が寄せられたほか、党、政府、各省庁の指導者による14件のスピーチが発表されました。これらは、1975年4月30日の勝利がベトナム革命においていかに重要な意義を持つかを改めて確認しています。
(VOVWORLD)