ベトナムの調味料というと、フークォック島の胡椒、ヴンタウ市の魚醤の、「コバ」、フエの塩の他、タイニンの塩は昔から国内外で4つ人気のあるブランドである。タイニン塩は、特別な風味でベトナムのタイニン省のことが含まれる特産物になる。
海のないタイニン省は、太陽の光と風が強く大陸性気候である。その特産物は海の塩である。その激しい気候により、一年中、塩の乾燥ができる。タイニン省の塩は粒が大きく、よく乾燥され、自然のピンク色である。
昔からの塩作りを継承するルオン・ティ・ギエップ氏によると、本格的な塩作りは1975年に始ったが、それ以前の戦争当時、タイニン省の女性たちは塩を作った。その塩にレモングラスや唐辛子をたビンに詰め、森で敵と戦う夫に送った。
市場の中で、この20年間、タイニン塩は商品になった。最初、いくつかの小さな家族が少ない量を生産したが、今では100ヶ所もの塩田があり、それらはチャンバン県、ゴザウ県とタイニン市に集まっている。