ベトナム北部ハイフォン市のグエン・チャイ専門高等学校で、教育手法の革新を牽引しているのが、グエン・トゥ・クエン博士です。クエン先生は、歴史の授業に仮想現実や人工知能を導入し、従来の暗記型ではない、生徒が主体的に学べる「生きた授業」を実現しています。
高校2年生の歴史専門クラスの授業は、活気あふれるクロスワードパズルから始まりました。歴史の知識が論理的なクイズの中に巧みに組み込まれ、視覚的な資料や実例と結びつけられています。この手法により、生徒たちは情報を整理し、体系的に理解することができます。教壇に立つクエン先生は、グループごとの活動を注意深く見守りながら、生徒たちが自ら分析し、議論し、アイデアを発表できるよう促します。教室は熱気に包まれ、次々と手が上がり、生徒たちの目は生き生きと輝いています。
こうした独創的な指導により、歴史の授業は単なる座学ではなく、感動を呼ぶ体験へと進化しました。高校3年生のレ・ホン・フックさんと高校2年生のダン・ヴー・ハ・フオンさんは次のように話しています。
(テープ)
「クエン先生の授業はいつも面白いです。歴史的事実を具体的な例と結びつけて教えてくれるので、理解が深まります。特に、仮想現実などの最新技術を使って、歴史的遺構をリアルに再現してくれるので、まるで過去にタイムスリップしたような感覚になります」
「先生の授業ではいつも活発な議論が行われます。最新のテクノロジーを次々と取り入れる先生の探究心には驚かされます」
「先生の授業ではいつも活発な議論が行われます。最新のテクノロジーを次々と取り入れる先生の探究心には驚かされます」
クエン先生の取り組みは、クイズやゲームに留まりません。3D映像や仮想現実アプリを駆使し、生徒が歴史的事件の渦中にいるような没入型学習を提供しています。
20年にわたる教師生活の中で、クエン先生は数多くの教育改革案を打ち出してきました。
(テープ)
「グエン・チャイ専門高等学校に赴任して以来、私と同僚たちは常に創意工夫を凝らした教育方法を模索してきました。私の原動力は、『生徒たちに歴史を単なる暗記対象としてではなく、その時代を生きる体験として捉えてほしい』という思いです。教科書の内容を、生徒自らが探索し、対話し、創造できる場へと変えていきたいと考えています」
(VOVWORLD)