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発見

受け継がれる歌声――エデ族の伝統民謡「クット」を守る人々

ベトナム中部高原、ダクラク省の山あいの村々に、独特の旋律が静かに響いています。エデ族に古くから伝わる民謡「クット」。心の内をそのまま歌の葉に乗せる、この素朴な歌謡が今、消えゆく危機に直面しています。

クットは、自分の心情を語りかけるように歌う、いわば「心の独白」とも言える歌謡です。活気あふれる「エイレイ」という歌謡や、専門の語り部が必要な叙事詩とは異なり、クットは即興性が高く、誰もが歌える親しみやすさが特徴です。旋律はあってもリズムはなく、語るように歌うのが独特のスタイルです。

伝統民謡を歌っているエデ族のベテラン歌い手 

葬儀では亡き人への語りかけとして、祝祭の場では村人への言い聞かせとして歌われます。団結を呼びかけたり、子孫に正しく生きるよう諭したり、男女の恋愛を歌ったりと、その用途は生活のあらゆる場面に及びます。歌う際には「ディン・ブオット」と呼ばれる伝統楽器が伴奏を務めます。

ダクラク省エアトゥル村に暮らす職人、イ・ディン・ニエさんは、クットの特徴を次のように説明します。

「クットはあらゆる状況で自由に即興し、自然現象や樹木、花草などを比喩として歌います。一方、語り歌は一定の流れに沿った韻文であり、即興とは異なります」

しかし今、このクットを歌える人は急速に減っています。同じく職人のイ・ビ・アユンさんは、危機感を隠しません。

「今ではクットを知る人が少なく、知っていても高齢者ほど流暢には歌えません。上手に歌える人に録音してもらい、子孫に丁寧に教え伝えてほしいと願っています」

中部高原の民俗文化研究家、リン・ガ・ニエ・クダムさんは、失われていく「歌の場」こそが問題の本質だと指摘します。

「昔は人々が集まるとクットをよく歌い、若者たちは見て、聞いて、自然と吸収していきました。誰も教えるわけではなかった。でも今はそうした集まりがなくなり、若い世代にとってクットはとても難しいものになってしまいました」

エデ族のコミュニティ活動 

クットは、自分の心情を語りかけるように歌う、いわば「心の独白」とも言える歌謡です。活気あふれる「エイレイ」という歌謡や、専門の語り部が必要な叙事詩とは異なり、クットは即興性が高く、誰もが歌える親しみやすさが特徴です。旋律はあってもリズムはなく、語るように歌うのが独特のスタイルです。

葬儀では亡き人への語りかけとして、祝祭の場では村人への言い聞かせとして歌われます。団結を呼びかけたり、子孫に正しく生きるよう諭したり、男女の恋愛を歌ったりと、その用途は生活のあらゆる場面に及びます。歌う際には「ディン・ブオット」と呼ばれる伝統楽器が伴奏を務めます。

ダクラク省エアトゥル村に暮らす職人、イ・ディン・ニエさんは、クットの特徴を次のように説明します。

(テープ)

「クットはあらゆる状況で自由に即興し、自然現象や樹木、花草などを比喩として歌います。一方、語り歌は一定の流れに沿った韻文であり、即興とは異なります」

しかし今、このクットを歌える人は急速に減っています。同じく職人のイ・ビ・アユンさんは、危機感を隠しません。

(テープ)

「今ではクットを知る人が少なく、知っていても高齢者ほど流暢には歌えません。上手に歌える人に録音してもらい、子孫に丁寧に教え伝えてほしいと願っています」

中部高原の民俗文化研究家、リン・ガ・ニエ・クダムさんは、失われていく「歌の場」こそが問題の本質だと指摘します。

(テープ)

「昔は人々が集まるとクットをよく歌い、若者たちは見て、聞いて、自然と吸収していきました。誰も教えるわけではなかった。でも今はそうした集まりがなくなり、若い世代にとってクットはとても難しいものになってしまいました」

(VOVWORLD) 


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