22日午前、ハノイの政府本部でファム・ミン・チン首相は輸出入品の税制調整について協議するため、各省庁との会合を主宰しました。
チン首相は会議で、アメリカの相互関税政策発表後、ベトナムが外交的に迅速に対応し、一部のアメリカ製品に対する関税を0%にしたことを説明しました。また、アメリカが注目する複数のプロジェクトが法的枠組みと二国間合意に基づいて順調に進展していると述べました。
チン首相は、「両国にとって持続可能で互恵的な貿易バランスの実現が重要である」と強調し、アメリカとの今後の交渉では柔軟かつ創造的なアプローチが必要だと訴えました。
(テープ)
「党政治局や書記長、政府の指針に沿って計画を立てながら、アメリカ側の意向も考慮し、持続可能な両国間の貿易バランスを実現するための鍵は交渉にあります。既存の国際協定を尊重しつつ、問題の波及を防ぎながら進めていきます。『互いの利益を調和させ、リスクは共有する』という姿勢で、目標を明確にし、世界情勢を踏まえた現実的な解決策を準備していきます」
さらに、チン首相は、交渉と並行して政府・地方・企業が取り組むべき施策として、市場・製品・サプライチェーンの多様化、製品品質の向上、特にハイテク製品や環境配慮型製品の開発強化を挙げました。
(VOVWORLD)