ハノイで現在、大規模な農産物の見本市が開催されています。会場はハノイのイオンモール・ロンビエンで、今月21日から24日までの4日間の日程です。
この「農業貿易促進・OCOP製品見本市」と呼ばれるイベントには、ベトナム全国17の省や市から約60社が参加しています。会場では、冬虫夏草や茶葉、燕の巣、沈香、蜂蜜、特産米など、およそ1,000種類もの農産物や地域特産品が紹介されています。
出展されている商品は、品質や安全性について厳しい基準をクリアしたもので、ベトナム政府が推進する「一村一品」、いわゆるOCOPプログラムの認定を受けた製品が中心となっています。
ダナンから参加している沈香製品メーカーの担当者チン・マイ・クオンさんは次のように語りました。
(テープ)
「当社の製品は安全で高品質なため、市場での評価も高いです。OCOP認証を受けてから、消費者の信頼が高まり、売上も大幅に伸びました。現在は海外市場への展開も進めています」
この見本市は、単に商品を展示するだけでなく、企業同士の交流や新たなビジネスパートナーシップを築く場としても重要な役割を果たしているということです。
(VOVWORLD)