ベトナム第15期国会の第9回会議が本日5月5日午前、ハノイで厳かに開幕しました。トー・ラム共産党書記長、ルオン・クオン国家主席、ファム・ミン・チン首相、チャン・タイン・マン国会議長をはじめ、全国会議員や外交団、国際機関代表が出席しました。開会式はテレビとラジオで全国に生中継されました。
今回の会議は37日間の日程で、これまでの国会史上最大規模の議題を審議します。マン国会議長は開会挨拶で、「今回の会議では、2013年憲法の一部条項修正を含む54項目の立法案件を審議する」とし、会議の歴史的重要性を強調しました。
(テープ)
「国会の第9回会議では、2013年憲法の一部条項を修正・補足する重要な決議が予定されています。この取り組みは『効率的で、有効かつ効果的、そして国民に寄り添い実態に即した国家機構の再編』を目指す党の方針を具体化するものです。現在、広く国民から意見を集め、憲法修正委員会がそれらを検討した上で、来年6月30日までに国会での審議・可決を目指し、7月1日からの施行を計画しています」
また経済・社会・予算に関する議題について、マン議長は次のように語りました。
(テープ)
「国会は、政府の経済成長戦略に関する報告も重点的に審議します。2025年に8%の成長を実現し、その後数年間で2桁成長を目指すという野心的な目標に関する報告です。さらに、行政単位の再編、国家選挙評議会の設立、そして第15期国会と現行の人民評議会の任期短縮、次期選挙日程の決定など、多くの重要案件が審議されます。第9回会議は歴史的な意義を持ち、国の制度改革に大きな一歩を記す会議になるでしょう」
ファム・ミン・チン首相は開会後、2024年の経済社会発展計画の実施状況と2025年初めの経済状況について報告を行いました。
会議開始前には、党・国家指導部と国会議員らがホーチミン廟を訪れ、敬意を表しました。
(VOVWORLD)