アメリカ海洋大気庁が、ベトナムの12の海産物漁業について海洋哺乳動物保護法に基づく認定を拒否しました。これにより、対象となる漁業の海産物は来年1月からアメリカへの輸出ができなくなります。
アメリカ海洋大気庁が、ベトナムの12の海産物漁業について海洋哺乳動物保護法に基づく認定を拒否しました。これにより、対象となる漁業の海産物は来年1月からアメリカへの輸出ができなくなります。
この措置はベトナムの主要な海産物輸出に深刻な影響を与える見通しで、数十万人の漁民や関連労働者の生計に関わる問題となっています。
これを受けて、ベトナムのグエン・ホン・ジエン商工大臣は15日、米国のハワード・ラトニック商務長官に書簡を送りました。決定の見直しを求めるとともに、「二国間貿易への混乱を避け、ベトナムの漁民や労働者を保護する必要がある」と訴えています。
また、現在進行中のベトナム産エビの反ダンピング税見直しについても、公正な判断を求めました。
ベトナム水産物加工輸出協会は政府に対し、2026年1月からの輸出停止を回避するための緊急対策を要請しています。
ベトナム政府は今後もアメリカとの協力を継続し、問題解決に取り組むとしています。
(VOVWORLD)