11日、ハノイで、ベトナム保健省とUNFPA=国連人口基金ベトナム事務所は、「2025年 の世界人口デー」に合わせた記念式典を共催するとともに、「2025年 世界人口白書」を発表しました。
式典で挨拶に立ったダオ・ホン・ラン保健大臣は、「ベトナム共産党と政府は常に人口問題を国家建設と国防の最重要課題の一つと位置づけている」と述べたほか、現在、保健省は2026年から2035年までの「国家人口・健康・開発目標プログラム」および「人口法」の策定を積極的に進めていると明らかにしました。ダオ・ホン・ラン保健大臣は次のように述べました。
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「国会常務委員会は人口法令の第10条の改正案を可決し、その改正は2025年6月3日に発効しました。これにより、健康状態や経済的条件に応じて、個人および夫婦の生殖に関する自己決定権が尊重されるようになりました。この方針は、今年の世界人口デーのテーマである『変化する世界における生殖の自己決定権』と一致しています」
また、ラン保健大臣は今後、ベトナムが国際機関、各国大使館、そして国際社会との連携を強化し、少子化の進行と急速な高齢化という人口構造の変化に対応するため人口法の制定と整備に関する支援が受けられるよう望んでいると述べました。
式典で、国連人口基金の代表が2025年の「世界人口白書」の概要を発表し、その中で、ベトナムがすべての人々の生殖における自己決定権の確保に向けて取り組んでいることを高く評価しました。
(VOVWORLD)