ハン・ドゥオン通りは昔、タンロン城の旧市街であったが、現在ハノイのホアンエム区にある。20世紀最初の20年間、ハン・ドゥオン通りはほとんど変化がなく、通りができた時から伝統的な技術で作った砂糖、ケーキ、お菓子などを販売していた。
ハン・ドゥオン通りは昔、タンロン城の旧市街であったが、現在ハノイのホアンエム区にある。20世紀最初の20年間、ハン・ドゥオン通りはほとんど変化がなく、通りができた時から伝統的な技術で作った砂糖、ケーキ、お菓子などを販売していた。
ハン・ドゥオン通りのすべての店は白い砂糖、黄色い砂糖、氷砂糖、糖蜜などを並べ、販売している。いくつかの大きな店はジャム、ケーキなどもある。最も多忙な期間はテトの近くの期間と中秋である。その1ヶ月間に販売する商品の量は残る10ヶ月間で販売する量に相当する。
 ハン・ドゥオン通りの街角とカウドン遺跡
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 ハン・ドゥオン通りで肖像画を描く店
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 ハノイの特産物、ハン・ドゥオンのオーマイ
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 ハン・ドゥオン通りにおいて購入している外国の観光客
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1960年ごろまでにハン・ドゥオン通りはにぎやかさを増し、多くの新たな職業、製品が生まれた。服、ファッション・アクセサリー、肖像画などはハノイの人々と多くの地方からの観光客の需要に合わせたものである。
特に、ハノイのお土産である、梅干しに似たオーマイはハン・ドゥオン通りから生まれた。昔の材料で書かれたチャンアン(昔のハノイの地名)の民間食リストにはないが、この40年間でオーマイは市場を独占し、ハノイの人々の間で人気のある食品となっている。現在、ハン・ドゥオン通りのオーマイはハノイの他の通りでも販売され、ハイ・フォン市、タイ・グエン省、フン・イエン省、タイ・ビン省、ナム・ディン省などへ送られている。
現在、ハン・ドゥオン通りには昔とほとんど変わっていない家が多く残り、昔のヴィン・ハイン邸で、現在のハン・ドゥオン通り19B番地と昔のドゥックモン寺で、現在のハン・ドゥオン通り38番地は歴史的価値のある遺跡であると認定された。
文:チャン・チー・コン(Tran Tri Cong) 写真:タット・ソン(Tat
Son) |
チャン・チー・コン(Tran Tri Cong)、タット・ソン(Tat Son)