マレーシア公式訪問の枠内で、現地時間の21日午後、首都クアラルンプールにあるマレーシア議会本部で、トー・ラム党書記長は、同国のジョハリ・アブドゥルカイン下院議長と会見しました。
会見で、両首脳は、ベトナムとマレーシアが互いにとって重要な経済パートナーであり、多くの利益を共有し、地域および国際問題に関して多くの共通の見解を持つことを確認しました。
トー・ラム書記長は、アンワル・イブラヒム首相との会談結果をジョハリ議長に報告し、両国関係を包括的な戦略的パートナーシップに格上げすることで合意したことを伝えました。さらに、マレーシアが東南アジア諸国の中で、ベトナムとこの最高レベルの関係枠組みを確立した初の国であると強調しました。
トー・ラム書記長は、新たな関係枠組みの中で、下院を含むマレーシア議会がベトナム国会との協力を強化し、特に両国間で締結された協力協定や文書の効果的な実施を共に監督するとともに、近い将来、ベトナム国会とマレーシア議会の間で協力協定を締結することや、多国間議会フォーラムでの緊密な連携を通じて、両国関係のさらなる発展に貢献するよう提案しました。
さらに、トー・ラム書記長は、ベトナムが2025年のASEAN議長国としてのマレーシアの役割を積極的に支持し、ASEANの共通利益の推進に貢献する用意があると表明しました。
これに対し、ジョハリ議長は、マレーシアが常にベトナムとの関係を重視していると強調し、両国の緊密な協力を通じて、東南アジア地域の平和、友好、安定の推進に貢献するとともに、ASEANの地位と役割を高めるための取り組みを強化していきたいと述べました。
(VOVWORLD)