席上、トー・ラム書記長は、両国企業が社会経済発展に関するハイレベル合意の実現において重要な役割を果たしていると強調したうえで、両国の潜在力に見合った貿易額の早期引き上げを期待する意向を示しました。

また、経済・貿易・投資、輸送、電子商取引、労働分野での協力強化を提案し、ベトナムはロシア企業を含む外国企業にとって魅力的な投資環境の整備に努めていると述べました。

さらに、ロシア側に対し、原子力や基礎物理などロシアが強みを持つ分野の研究においてベトナム人大学院生に有利な条件を提示するよう提案しました。

一方、ロシアのドミトリー・チェルニシェンコ副首相は、具体的なプロジェクトの推進と相互投資による実質的な成果を二国間協力の主要な目標として挙げ、両国企業が互いの市場に参入しやすい環境づくりを今後も進めていく方針を示しました。

この機に、両国の高官は、ロシア・カルーガ州にあるTH社の乳製品加工工場のオンライン開所式にも出席しました。

(VOVWORLD) 

フォーラムでは、トー・ラム書記長の立ち会いのもと、観光、輸送・航空サービス、貿易、金融、投資、物流、医療などの分野における7件の協力合意書の署名式が行われました。