2日夜、ベトナム共産党中央委員会のトー・ラム書記長は、アメリカのドナルド・トランプ大統領と電話会談を行い、ベトナムとアメリカの関係および二国間の相互関税交渉について協議しました。
両首脳は、両国の交渉団が「相互的で公正かつ均衡の取れた貿易協定の枠組みに関するベトナム・アメリカ共同声明」で合意したことを歓迎しました。
トランプ大統領は、大型車を含むアメリカ製品への優遇的な市場アクセスに対するベトナムのコミットメントを高く評価し、アメリカとしてもベトナムからの多くの輸出品に対する相互関税を大幅に削減する方針を表明しました。また、両国が優先する分野において、貿易関係に影響を及ぼす問題の解決に引き続き協力していく意向を示しました。
これに対し、トー・ラム書記長は、アメリカに対しベトナムを市場経済国として早期に認定すること、ならびに一部のハイテク製品に対する輸出規制の撤廃を要請しました。
さらに両首脳は、今後の包括的な戦略的パートナーシップをさらに促進するための方向性と主要な措置についても意見を交わし、代表団の相互訪問やあらゆるレベルでの交流、経済・貿易・投資分野における協力の強化、とりわけ科学技術や先端技術といった重点分野での連携を進めることで一致しました。
(VOVWORLD)