ベトナム共産党のトー・ラム書記長は19日午後、南西部アンザン省のトチャウ特別区を視察し、この地域を持続可能な海洋拠点として発展させる考えを示しました。
トチャウ特別区は8つの島からなり、ベトナム最西南端に位置する戦略的に重要な海域です。トー・ラム書記長は「この地域は経済的価値もさることながら、国防上極めて重要な意味を持つ」と強調しました。
開発計画では、住宅地の整備や交通インフラの改善、電力・通信網の確保を進めるとしています。また経済面では、大規模な水産物の加工施設の建設や、最新技術を使った海洋養殖業の発展を目指します。
さらに自然を生かしたエコツーリズムの振興も検討するということです。
トー・ラム書記長は「経済と環境、そして国防のバランスを保ちながら、住民の生活向上を最優先に開発を進める」と述べ、持続可能な発展への取り組みを約束しました。
(VOVWORLD)
