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食・料理

テットの時に食べる竹の子のスープ

テットは家庭全員が集まって、一緒に過ごす時期の事である。遠くへ働きに行っていていても、テットになると、人々の心はドキドキして、実家に帰って、家族の人達と一緒に過ごしたいと思う。各地の特産物を味わう機会が多いかもしれないが、テットになると、いい匂いがするゾ・ル、餅米の匂いがするバン・チュン、甘い味がする竹の子のスープといったアベトナムの伝統的な料理だけを食べたい人が多いであろう。

竹の子のスープを豚肉の足と共にゆでるのは北部の人にとってテットの時に欠かせない料理である。これは竹の子、芋類といった自然から作られた料理を食べるベトナム人の習慣を表す文化の要因の一つである。この料理がないと、この時期の食事はテットの特徴がなくなる。テットの時に作られる竹の子のスープの材料は複雑ではなく、乾燥させた竹の子と豚肉の足だけではないが、作り方には工夫が必要である。一番大切なことは竹の子を加工することである。乾燥された竹の子をきちんと水にしばらく浸す必要がある。几帳面な人はすっぱい味が取れ、湿気がなくなるように数日かけて竹の子を水に浸す。竹の子がやわらかくて、白くなったら、水の中に入れ、23回煮てから、きれいに洗う。煮た竹の子は数日保存することができる。使うたびにもう1回洗い、それから竹の子の種類やそれぞれの家庭の味、習慣によって四角の形に切ったり、あるいは手で小さくするだけでいい。このスープは竹の子の良い香りと時間をかけてよく煮込まれた豚肉の足の脂っぽい味のうまい組み合わせである。竹の子のスープのあっさりしたあまさもテットの時に食べる赤ねぎの漬物のすっぱさ、いためられた豚肉の脂っぽさを軽減できる。味わう時、竹の子が柔らかくて、くずれ易いが、特徴的な味がするおいしいスープである。スープの丼を手に持ち、暖かいうちに湯気の立つ竹の子の良い香り楽しむことは遠くの所に行っても忘れられない感じである。

 

材料:

・乾燥させた竹の子:300グラム

・豚肉の足:1キログラム(赤みと足の爪を利用する)

・木の耳、生の長ネギ

・ヌックマム、調味料、味の素

 

作り方:

・乾燥された竹の子を水の中に(米を洗ったとぎ汁を使ったほうが良い)24時間ぐらいで浸す。竹の子がふやけたら、もう1回きれいに洗う。それから、水が黄色くなくなるまでよく煮て、熟すぎた部分を切り捨てる。ゆでる時に四角の形で切ったり、あるいは手で小さくしたりする。

・長ネギの白い部分を切り、縦の方向に切る、青い部分を少し小さく切る。

・豚肉の足を大きめに切り、ヌックマム、調味料を入れ、しばらく置いておく。それから、よくゆでる。

・加工した竹の子をいため、塩をちょうど良くつける。

・竹の子と豚肉の足をよくゆで、出来上がったら木の耳を入れ、一緒にゆでる。

・食べる直前に長ネギを入れ、沸かしてから、丼に入れる。温かいうちに食べたら、非常においしい。

 

文:ハー・アイン 
写真:チャー・ミ

文:ハー・アイン,写真:チャー・ミ

ハノイの昔ながらの旧正月料理

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