ファム・ミン・チン首相は、EC欧州委員会が特に注視しているIUU漁業問題について、「今後1週間以内にすべての違法操業を厳正に処理するよう」強調しました。
ファム・ミン・チン首相は、IUU違法・無報告・無規制漁業の撲滅に向けた「重点対策月間」の徹底実施を指示しました。いかなる犠牲を払ってでも違法操業を即時に終わらせ、トレーサビリティを備えた責任ある漁業を確立することを求めています。 この要請は、11日夜、政府本部で開かれたIUU漁業対策国家指導委員会の第21回会議で示されたもので、会議の様子は沿岸21省・市にオンラインで中継されました。
11月4日から11日までの間に、各省庁や地方行政府は66項目のうち31項目の任務を完了し、外国海域への侵入を防止するための専門パトロールチームを設置しました。各地ではIUU漁船、特に国境を越えて操業した漁船の調査・処分を加速したほか、21の沿岸地方ではすべての漁船を再点検し、電子身分証明アプリ「VNeID」のデータベース整備を完了しました。
会議でチン首相は、EC欧州委員会が特に注視しているIUU漁業問題について、「今後1週間以内にすべての違法操業を厳正に処理するよう」強調しました。成果は具体的かつ実質的な変化で示さなければならないと述べ、次のように語りました。
(テープ)
「各省庁・地方行政府の責任者は、IUUイエローカードの解除が遅れるような事態を招けば、政府および首相に対して直接的かつ全面的に責任を負うことになります。IUU漁業対策の重点月間を徹底的に実施し、違法操業を即刻終結させ、責任ある漁業と水産物の追跡体制を構築する必要があります。これはベトナム水産業の持続的発展、国の名誉、国民の利益のためです」
チン首相はさらに、各省庁・地方に対し、VMS船舶監視システム、漁業行政違反処理システム、水産物の原産地追跡システムなど、各種データベースの更新を迅速かつ厳格に行うよう指示しました。
農業・環境省は国防省と協力し、IUU漁業対策に関する省庁間連携規則をただちに施行するとともに、ECの第5次査察団との協議内容を、特にアンザン省、ホーチミン市、カインホア省、ザライ省など重点地域で慎重に準備するよう地方に指導します。
公安省は、漁船および漁民の活動を管理するための「VneID」アプリを11月15日までに完成させ、運用を開始予定です。また外務省は、海洋漁業協力協定の締結およびベトナム漁船の操業管理メカニズムの統一に向けた交渉を引き続き推進します。
(VOVWORLD)