会議で、フック首相は「今後、貧困解消は心と知恵を込めて実施する事業である。2045年をめどに「貧困がないベトナムづくり」という目標を実現するため長期的な戦略とビジョンを作成する必要がある」と強調し、次のように語りました。
(テープ)
「貧困者に対する責任を果たすため、全国の村や地区は地元に見合う貧困解消モデルを作成するよう提案します。経済的に余裕がある地方は貧困地域を支援しなければなりません。持続可能な貧困解消事業を創造的に展開する必要があります」
このように語ったフック首相は祖国戦線、政治社会団体に対し、社会全体の力を動員して、貧困解消事業に力を入れるよう要請しました。
報告によりますと、2020年末までに、全国の貧困世帯の割合は2.75%に留まると予測されています。この成果を収めるためには、国会と政府は、2016年~2020年期の確実な貧困解消目標の遂行に多くのリソースを優先的に投資し、貧困者が医療、教育、住宅、浄水、衛生、情報通信などの社会的サービスに接近できるようにあらゆる条件を作り出しました。
これまでに、全国にある貧しい県64の中の8つの県が特別に困難な状態を乗り越えるようになり、99.9%の村は幼稚園教育を普及し、およそ96%の貧困ラインに近い状態で暮らす世帯が医療保険に加入しています。年末までに、さらに32の県が貧困な状態から脱出すると見込まれています。