ザン次官によりますと、今年、新型コロナウイルス感染症の影響による深刻な被害を受けたものの、APECの協力プロセスは引き続き強化されています。「共に参加し、共に取り組み、共に成長する」という今年のテーマを掲げて、年初以来、APECは各レベルのおよそ200回の会合を開催してきました。これらの会合は、疫病対策や、経済回復、投資貿易環境、包摂的かつ持続可能な開発などについて集中的に討議しました。
特筆すべきことは、APECのメンバーらは、2040年までのAPECビジョンの効果的展開に向けた複数の具体的な措置を巡って積極的に討議したということです。ベトナムは、2021年のAPEC議長国ニュージーランドと緊密に連携して、APECの諸活動に貢献してきました。また、ベトナムは、2040年までのAPECビジョンの作成過程に参加した他、このビジョンの実施計画の立案に積極的に参加しています。
さらに、ベトナムは、APEC加盟国・地域に先駆けて、新型コロナウイルスワクチンの公平供給を呼びかけた国の一つとなっています。特に、ベトナムは、APEC協力の気候変動対応に具体的な行動を取ってきました。