17/08/2021 00:20 GMT+7 Email Print Like 0

百年の歴史を持つハノイの竹工芸村を復活

いくつかの伝統的なベトナムの工芸村のように、ハノイのソック・ソン郡トゥー・トゥイ町のスアン・トゥー竹工芸村でもスレート、鉄、鋼、プラスチックなどを使って家を建てるという市場の需要とトレンドの変化が影響を及ぼし、伝統が失われた時期がありました。しかし、故郷の伝統工芸への情熱、確信、忍耐力を持って、北部で随一と評価されている竹で家を建てる技術により、トゥー・ホン竹生産協同組合はハノイの有名な職業村を復活させました。 
2016年、この土地での竹作りの「再生」を確信するかのように、トゥー・ホン竹工芸品生産協同組合(旧称:トゥー・クック竹と籐の生産拠点)が設立されました。
フー・コックへの出張後、トゥー・ホン竹工芸品協同組合のグエン・ヴァン・トゥア副所長と会い、話を聞きました。現在、協同組合は北部、中部、南部の3地域にあるエコツーリズムのリゾートエリアで竹の家の建築に取り組んでいます。北部全域で最も確実に竹の家を建てる技術を持っているのはトゥー・ホン村(現在のトゥー・トゥイ村)だけであると言えます。

トゥー・ホン協同組合の職人は誰も真似できない「スキル」を持っています。彼らは手でノミを使って竹に鋭く、強く穴を開けますが、竹は壊れません。開けた穴はとても頑丈なので、竹の棒をくっつけても穴が壊れません。それは何世代にもわたって受け継がれてきた職業の知恵であり、長年の職業への愛着の真髄です。だからこそ、トゥー・ホン竹製品で使われるノミとノコギリの洗練された技術について彼方此方の顧客に広まりました。

協同組合は経験に加え、原材料の選択に真剣に取り組んでいることで顧客から強い信頼を得ています。「竹材は適切に処理すると何百年もの耐久性を持つことができます」とグエン・ヴァン・トゥアさんは強調しました。


竹の建築工程で使われる三水竹(3年間水に浸した竹)。

丈夫で竹が折れないように手でのみを使って開ける穴。

巧みに竹を組み立てて、模様を造る職人。


竹ひごを割いてさらに多くの細い竹ひごを作る工程。


次に様々なユニークな製品を作成するために竹ひごを編み合わる工程。


竹の家を建てるために一生懸命く職人たち。

竹の家の仕上げの段階。
したがって、トゥー・ホン協同組合が使用する原材料は通常、バック・カン省で栽培された最高品質の竹です。次に、建物の耐久性に関連する最も重要な段階は竹材料の処理です。年齢と大​​きさを厳選した後、村の池に3年以上浸します。専門家の間では「三水竹」と呼ばれ、竹を3年間十分に浸さなければ耐久性を持つことができません。これが、協同組合の製品が常に顧客から信頼されている理由でもあります。
 
歴史書によると、ル・カイン・フン王の治世(1740年-1786年)から、トゥ・ホン村、現在のトゥ・トゥイ村は竹製の家具を製造していました。トゥ・ホン村はカ・ロ川のほとりに位置し、何百もの世帯があり、そのうち最大30%が竹の家を建てたり、竹のテーブル、竹の椅子、竹の棚、竹のベッド、竹の祭壇、竹のランタンキャビネット、風鈴、釣りテントなどの竹工芸製品を作っていました。
グエン・ヴァン・トゥアさんは昔の思い出話をしてくれました。ある時、竹の家を建てていましたが、完成するのに後2mの竹が足りません。協同組合は三水竹の基準を満たした竹を使い果たしてしまっていました。トゥアさんはあちこちに行き、池に降りて竹を探しましたが見つけることができませんでした。その後、さら15km離れた所に材料を探しに行きましたがだめでした。最後は家を完成させるためにバクニン省に行って、基準に合う2mの竹を見つけなければなりませんでした。トゥアさんは「私の2mの竹は間違いなく数百万ドンの価値があったでしょう」と面白おかしく語りました。

協同組合の大きなプロジェクトにはバク・ニン省のグリーンセイルエコロジカルエリア、タム・ダオ地域のガーデンハウスなどがあります。
現在、協同組合には12人の組合員がいますが、残りは注文に応じて臨時に職人を雇います。大規模なプロジェクトがある場合は、協同組合は30人の熟練した職人を動員する必要があります。


竹の家の建築に加えて、協同組合は水トレイ、竹のスプーンとフォーク、竹のブラインドなどの竹の手工芸品も生産しています。
協同組合は顧客との信頼を築くために建設工事に最長5年間の保証を提供するという特別なサービスを行なっています。さらに顧客から製品の品質について要求や質問があれば、協同組合はいつでも現場に担当者を派遣します。


トゥー・ホン竹協同組合を設立する前、竹と籐の生産施設は竹製品の製造に30年以上の経験がありました。熟練労働者のチームの経験があったからこそ協同組合の製品が市場で日増しに認められるようになりました。
協同組合はこれらの強みを持っているので、年末まで注文が一杯になりました。数ヶ月待っても協同組合との契約に署名したいという顧客が多いそうです。


トゥー・ホン竹工芸品生産協同組合が建てたレストランや家。















「これは私たちの祖先の伝統的な職業だと常に考えているので、特に長年協同組合の製品を使用することを常に信頼してきた顧客の信頼に依存することなく、常に心を込めてそれを行わなければなりません。」トゥアさんトゥー・ホン竹工芸品生産協同組合の動作原理について話しました。

文:タオ・ヴィー
写真:チャン・タイン・ザン