01/04/2019 10:36 GMT+7 Email Print Like 0

昔ながらの遊びが楽しめるハノイの歩行者天国

ハノイの中心であるホアンキエム湖の周辺が2016年から週末になると歩行者天国となって以来、ここは、ハノイ市民だけでなく、国内外の観光客にとっても週末の楽しい目的地となっています。その楽しみの一つに、昔ながらの遊びがあります。
昔ながらの遊びが楽しめるハノイの歩行者天国 - ảnh 1 「ムア・サップ」
週末の夕暮れ時、歩行者天国のあちこちに人だかりができます。その中には、大勢で長い竹ざおを使った遊びを楽しんでいる人だかりがありました。その名は「ムア・サップ」。「ムア・サップ」は、伝統的に行われている踊りですが、現在は遊びとなっています。地面に置いた2本の竹ざおを挟んで5人ずつ座り、向かい合った人同士が別の竹を両手に持ちます。リズムに合わせ、竹を打ち下ろしながら幅を狭めたり広げたりします。その間を、参加者が広がったときを見計らって、つまずかないように跳びはねて通り抜けていく、というものです。簡単そうですが、狭まった竹に足を取られる人もいます。バランス感覚とリズム感が必要で、子供だけでなく多くの大人も魅了し、見ていても楽しい遊びです。
そのような昔ながらの遊びは、ボランティアの学生らでつくる任意団体「マイ・ハノイ(My Hanoi)クラブ」が展開している「私の幼少期の記憶」というプロジェクトの一環です。「マイ・ハノイ」は2006年に設立され、50人のメンバーと100人のボランティアを擁し、プロジェクトを通じて、昔ながらの遊びを楽しむ空間をつくり、文化遺産として伝えていくことを目指しています。「マイ・ハノイクラブ」の担当者グエン・トゥイ・ハンさんは、「コンピューターゲームで一人で遊ぶ子供が多くなり、昔ながらの遊びをする子供たちは少なくなった。コンピューターから離れて集団活動への興味を芽生えさせたい」と話し、次のように語りました。

「私たちは、地元当局だけでなく、UNDP国連開発計画からもいろいろな支援をいただいています。そして、ハノイ市民と国内外の観光客の応援も私たちを激励しています。これからも、このようなイベントを頻繁に行って昔ながらの遊びを文化遺産として伝え、子どもたちの健全な成長を図りたいと思います。」
昔ながらの遊びが楽しめるハノイの歩行者天国 - ảnh 2 大縄跳び
ハノイの歩行者天国でよく催されている昔ながらの遊びは、「ムア・サップ」の他、「オーアンクアン」、「ゴム飛び」、「大縄跳び」、「長引き」、「竹馬」などです。ゴム飛びや長引きなどは体力を求めますが、オーアンクアンは頭脳ゲームです。カルキ一本か煉瓦一個と大きな石、小さい石と小さな庭だけで面白くて楽しい遊び方です。盤は10個の小さな正方形(庶民のエリア)に分けられた長方形で両側はそれぞれが5つの正方形があります。盤の両端は半月の形(官僚のエリア)2つがあります。ゲームの終わりには庶民に換算されるチェスのこまを持っている人が勝ちです。かつて子供たちなら誰でも一回はやったことがある遊びですが、現在はできる子が少ないです。しかし、マイ・ハノイ・クラブの指導を受けて、多くの子どもたちがオーアンクアンを楽しむことができるようになりました。
マイ・ハノイ・クラブのメンバーの一人レ・ズイ・チュンさんの話です。

「私たちは、お父さんとお母さんと6歳の女の子にオーアンクアンを教えました。女の子は好きになり、遊びを楽しみました。彼女の目を見て、その歓びを感じました。また、終わったら、彼女の両親が私たちに「ありがとう」と言ってくれました。私は本当に幸せでした。」
昔ながらの遊びが楽しめるハノイの歩行者天国 - ảnh 3 外国人も魅了するオーアンクアン
チュンさんによりますと、週末になる前に、マイ・ハノイ・クラブのメンバーは自分のお金を募って遊びに必要な材料などを買ったり、それぞれの遊びを指導するグループに分かれたりします。チュンさんの話です。

「私たちの最も大きな困難は費用です。現在、マイ・ハノイ・クラブの活動経費は、メンバーとボランティアが募ったお金です。また、メンバーとボランティアはほとんど学生で、学習やバイトで忙しいですから、人手不足もあります。それでも、私たちは昔ながらの遊びをハノイ市民の生活の一部となるようにしています。」
マイ・ハノイ・クラブはこれから、昔ながらの遊びのほか、子どもなどに伝統的な飴細工とおもちゃの作り方も教えます。これらの飴とおもちゃを販売し、その収益を、昔ながらの遊びを楽しむ空間の維持と拡大のために使う方針です。
ソース:VOV