湖北省での死者は10日時点で計974人に達しました。中国本土で少なくとも1011人、香港とフィリピンの各1人を合わせると世界で計1013人が死亡したことになります。
湖北省では同日、新たに2097人の感染が確認され、これまでの患者数は計1万1728人となりました。入院した患者は2万5000人以上です。2000人余りがすでに回復して退院しましたが、1298人が重体とされます。
世界で感染が確認された患者は4万2500人を超えました。中国本土の症例が大半を占めています。
中国には10日、世界保健機関(WHO)派遣の専門家チームが到着しました。WHOはチームを「先遣隊」と位置付け、さらに人数の多い国際合同チームの派遣に向けて「できるだけ早く」下準備を進めるとの見通しを示しました。
香港ではこれまでに42人の感染が確認されました。当局者らによりますと、アパートの配管システムを通して感染が拡大した可能性が指摘され、一部の住民に退去の指示が出ています。
英国では新たに医療従事者2人の感染が確認され、当局者らは接触した患者や同僚らの特定を急いでいます。
横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では10日までに計135人の感染が確認されました。この中には米国人少なくとも24人が含まれているとみられます。
ソース:VOV