WHOで緊急事態対応部門を統括するマイケル・ライアン氏は、「特に南半球で新型ウイルスのパンデミック(世界的大流行)はまだ勢いを保っている」と指摘しました。東南アジア諸国では感染拡大を食い止めるために新たなクラスター(感染者集団)の追跡が行われているとしたほか、メキシコとブラジルの状況に懸念を示しました。
ただ「感染拡大抑制策が緩和されつつある国でクラスターが発生し、感染が再度広まるのは予見の範囲内で、必ずしも感染拡大の第2波とは言えない」との考えを示しました。
WHOのテドロス事務局長も、欧州など感染件数が減少している地域でも、感染が再び拡大し始める恐れがあるため、安全とは言えないと指摘。新型ウイルスに対するワクチンは