新型コロナウイルス感染症がパンデミックとなった背景の中でエジプト向けのベトナムの輸出は一定の影響を受けましたが、安定的に行われてきました。先頃、在エジプトベトナム商務所のグエン・ズイ・フン所長は新型コロナは両国の商取引活動に影響をもたらしたものの、ベトナム企業にお茶やコーヒー、コメなどの輸出の拡大や、輸出額の増加のため、チャンスを与えると明らかにしました。一方、水産物に関し、チャとバサという魚の切り身の他、エジプト企業はベトナムのマグロの缶詰に注目しています。フン氏は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムとエジプトは長期的な準備を良好に行うと、今後3年か5年、輸出額を10億ドルにするという目標を設定する可能性があります。両国の各省庁は締結した合意書に盛り込まれた条項の実施を促進するとともに、それぞれの農産物に市場を開放しなければなりません。長期的には、ベトナムとエジプト、ひいてはアラブ諸国の自由貿易協定の交渉・締結を検討する必要があると思います。」
また、フン氏は両国が情報交換チャンネルを多様化し、情報技術を活用して、両国企業のオンライン取引に有利な条件を作り出す必要があるとの見解を示しました。