22日、ハノイで、グエン・タン・ズン首相はベトナムを訪問中のアメリカの多国籍企業グーグルのサンダーピチャイ最高経営責任者と会見しました。席上、ズン首相は「ベトナム人口9300万人の中の52%がインターネットを接続し、また、その大部分はグーグルの検索エンジンを使っている」と明らかにしました。
また、「ベトナムは市場経済体制を発展させており、多くの国と経済、貿易、投資関係を結び、インターネットや情報技術の開発を進め、グーグルをはじめ、世界の情報技術大手の投資活動に有利な条件を作り出している」と強調するとともに、グーグルに対して越境商取引に関する関税法律の遵守や国家安全保障の確保などでベトナムの関係機関と協力するよう要請しました。
一方、ピチャウ氏は今後、グーグルはベトナム人情報技術者およそ1400人の育成、ベトナム観光のピーアール、電子商取引を通じてのベトナム中小企業の国際市場へのアプローチ、教育養成プロジェクトの実施などを支援すると明らかにしました。また、ベトナムはグーグルの重要な市場の一つであり、ベトナムの経済社会と情報技術産業の発展に寄与したいと表明しました。