ホワイトハウスはこれまでほぼ毎日行ってきた定例会見を取りやめると発表したばかりでしたが、方針を一転させました。
トランプ氏の顧問らは、定例会見が大統領の評判に悪影響を与えてつつあるとの懸念を示していました。トランプ氏は先週の会見で、新型コロナの治療法に関して、消毒液の注射などを試してみるのはどうかなどと発言し、波紋が広がっていました。
トランプ氏はこの日、新型コロナ検査のために所有施設を提供している国内の小売大手や検査キットを製造する企業の幹部らとホワイトハウス中庭のローズガーデンで会見に臨みました。
「われわれは引き続き急速に検査能力を拡大しており、経済再開のプロセスを始めるのに十分な検査体制が整っていると確信している。アメリカの再開を望んでおり、検査は全く問題にならないだろう」と強調しました。野党・民主党はトランプ氏が検査拡大に必要な措置を取っていないと批判してきました。
政権高官らは、連邦政府は全50州に対し、5月と6月に計画通り検査を行うのに十分な綿棒やその他の検査物資を送っていると説明、全人口の少なくとも2%の検査が可能になると述べました。
ある当局者は「5月と6月にこれまでの累計をはるかに上回る検査を実施することになる」と述べました。これまでの累計検査数は約540万件に上ります。