17/02/2021 11:24 GMT+7 Email Print Like 0

ドイツ経済、出口なき低迷 10~12月はゼロ成長

(VOVWORLD) -ドイツ経済が出口の見えない低迷を続けています。ドイツ連邦統計庁が14日発表した2019年10~12月の実質国内総生産(GDP)はゼロ成長にとどまりました。
19年通年では18年の半分以下の0.6%の伸びで、6年ぶりの低水準に落ち込みました。製造業の不振が経済全体の足を引っ張り、かつて「独り勝ち」と呼ばれた強さは影を潜めています。

ゼロ成長にとどまったのは、堅調だった家計や政府の支出が減速し、輸出もわずかながら低下したことが原因です。

製造業の現状は厳しいです。高級車で世界首位のダイムラーのケレニウス社長は11日、「この会社は劇的に変わらなければならない」と危機感をあらわにしました。19年の純利益が23億ユーロ(約2700億円)と前年の3分の1に減少しました。研究開発費が膨らむ一方、思うように売り上げが伸びませんでした。

ダイムラーは利益を確保するために設備投資や研究開発費を抑える方針で、悪影響が連鎖的に広がりかねない危うさがあります。独シーメンスは10~12月期、自動車などの投資抑制のあおりで営業利益に相当する産業部門のEBITA(利払い・税引き・償却前利益)が調整後で前年同期比3割減少したと発表しました。

ドイツの19年の乗用車生産は前年比9%減の466万台、輸出は13%減の348万台にとどまりました。産業全体でみた生産も直近の19年12月で前月比3.5%減とリーマン・ショック直後の09年以来の落ち込みをみせました。(www.nikkei.com)