04/04/2020 10:28 GMT+7 Email Print Like 0

コロナ対策が誘発の米国債供給急増、年限で消化に違いも

アメリカ債市場では、新型コロナウイルス対策に伴って急増する新規供給を吸収する態勢を、投資家が整え始めました。

ただ、どれだけ円滑に消化されるかは、年限次第で様相が変わってくるかもしれません。

トランプ大統領が3月27日に署名した2兆2000億ドル規模の新型コロナ対策は、経済対策として過去最大規模です。所得が減った国民への現金給付や失業保険の拡充、最前線で活動する医療従事者への多額の支援などが盛り込まれました。

こうした措置の財源をねん出するため、財務省は既に政府短期証券(Tビル)の発行を増やしており、今後も増額を続ける見通しです。利付債についてもイールドカーブ全般にわたって発行規模を引き上げる必要があり、市場の需要喚起に向けて新たな種類の国債の発行も予想されています。TDセキュリティーズの金利ストラテジスト、ジェナディ・ゴールドバーグ氏は「発行カレンダーには多くの変化が生じると思う」と述べました。

国債発行の急増は、Tビル投資家にとっては、足元で利回りがマイナスに転じていただけにむしろ安心感が得られます。しかし長めの期間の国債利回りが押し上げられ、イールドカーブがスティープ化する恐れも出てきます。
ソース:VOV