会見で、サン主席は、この20年、両国の協力関係は多くの成果を収めており、その成果にはビル・クリントン元大統領とヒラリ・クリントン元国務長官が大きな貢献をしていると明らかにした。また、今月に予定されているベトナム共産党のグェン・フー・チョン書記長によるアメリカ訪問は両国の政治的信頼を示していると強調した。
そして、ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海の問題について、サン主席は、アメリカの主張を歓迎し、ベトナムは1982年の国連海洋法条約を始めとする国際法に基づいて紛争を平和的に解決する方針であると述べた。
一方、クリントン元大統領は、ベトナムをまた訪れることができて嬉しく思うと述べ、世界で紛争が多発している中で、両国関係の正常化過程は各国の対立を無くす模範となっているとの考えを示した。また、両国の経済関係が急速に発展していると高く評価し、TPP=環太平洋経済連携協定が締結されれば、両国を始め、TPP加盟国の経済関係を一段と発展させるであろうとの確信を表明した。
ソース:VOV