「ペルーは太平洋対岸の隣国」。習主席はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が閉幕した翌日の21日、ペルー国会で演説し、親近感を演出しました。APEC全域を網羅するアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の実現には、中南米諸国の協力が欠かせません。
FTAAPの土台となるのが、中国が加わっていないTPPと、米国が参加していない域内包括的経済連携(RCEP)でした。しかし、TPPの漂流が不可避となったことで、今後、RCEPをけん引する中国が影響力を強めるのは間違いません。
チリではバチェレ大統領が22日、習主席との会談で「中国企業の投資を歓迎するとともに、早期にアジアインフラ投資銀行(AIIB)に加わりたい」と表明しました。中国主導のAIIBに参加することで両国経済の緊密化を図る意向を示しました。
ソース:VOV