ベトナムを世界主要観光国30か国にランクイン

ベトナムを世界主要観光国30か国にランクイン

ベトナムの観光市場が新型コロナ感染症の後、徐々に回復している状況において、ファム・ミン・チン首相は政治システム全体の参加及び企業と人々の協力と合意により、ベトナムの観光は「特別な製品- プロフェッショナルなサービス- 便利な手続き- 競争力のある価格- 清潔で衛生的な環境- 安全でフレンドリーな目的地」という方向に力強く発展し、世界有数の競争力を持つ観光国30か国にランクインすると確信しています。

ハロン湾はベトナムのクアン・ニン省に位置し、1994年にユネスコより世界自然遺産に認定された。美しい湾は様々な形や大きさの何千もの石灰岩の山によって形成され、地球上で最も美しい5 つの湾のうちの一つ。写真:VNP資料

 

ベトナムは安定した政治体制、有利な地理的位置、比較的コーディネートされた輸送システムを備えた国です。自然は雄大で、美しく、多様で豊かな海や山、森、川、新・世界七不思議自然版の自然景観の一つ、三つの世界自然遺産、そして人類を代表する15の無形文化遺産があります。また、41,000を超える遺跡、名所、景勝地そして豊富な産物、地域でより安い価格、さらには54の民族が独自の文化的特徴を持っています。

「上記は私たちの発展、その中でも観光の発展にとって重要な基本要素である」と、首相は「回復の加速 - 発展の加速」を目指す2023年の全国観光オンライン会議で言明しました。

加えて、ベトナムは観光のための資源的および技術的施設とインフラのシステムが日々開発され、観光商品は市場の多様なニーズを満たすことができるようになりました。ベトナムの観光の競争力はますます向上し、2019年には140か国中63位にランク付けされ、2011年に比べて17ランク上がりました。2021年には117か国中52位となり2019年に比べて8ランク上がりました。ベトナムは観光成長率が最も高い三か国の一つです。

 


 

しかし、発展の可能性と利点に見合っていないという観光産業の欠点と限界を率直に認識することも必要です。それは持続不可能で競争力が低いことです。観光開発は政治システム全体、すべてのレベル、部署、および社会全体の共通の責任です。観光開発は先頭に立つ経済部門の役割であると共に、全体的な社会経済開発も必要とされ、「あるものを提供する」から「お客様が必要とするものを提供する」に切り換えなければなりません。また、ワンシーズン観光から通年観光、安全、エコ、清潔、文明化、現代的、魅力的な方向に観光を発展させ、ベトナムの観光文化を促進することなどが挙げられます。

 


観光は飢餓撲滅と貧困緩和に貢献し、社会保障を確保します。文化的価値を維持・促進し、環境を保護し、国防と安全を維持します。現在の傾向では、デジタルトランスフォーメーションを推進し、ベトナムでスマートな観光エコシステムを形成して発展させる必要があります。同時に、特に大規模な多国籍の観光グループや企業との国際協力を強化し、連携を推進することで大規模で潜在的な観光市場を引き付けます。

観光は重要な経済部門であり、「無煙産業」であり、多くの国の経済にますます貢献し、将来の発展トレンドです。同時に、平和、安定、発展、繁栄の世界を目指して様々な国の人々が出会い、交流し、相互理解を深め、連帯と友情を強化する架け橋でもあります。

13 回党大会は次のように決定した。観光産業の再構築を強化し、プロフェッショナリズム、近代性、同期的かつ持続可能な開発、国際統合を確保する。オリジナリティーがあり、民族の文化的アイデンティティを染み込んだイメージを持つ国家観光ブランドを構築、開発、位置決めを行う。2030年までに、ベトナムへの外国人観光客を4,700万から5,000万人とし、観光がGDPの約14~15% に貢献し、GDPにおけるサービス部門の割合を50%以上に引き上げる。

: VNP - 写真: VNA


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