バー・べー湖の目覚め
バー・べー湖はバー・ベー国立公園に位置し、2億年以上の年月にわたる多くの偉大な自然の構築を経て、石灰岩の山々の真ん中に500万立方メートルの巨大な水域を持ち、ベトナム最大、且つ世界で最も大きな天然淡水湖100の一つです。バック・カン省は、この「宝物」を新型コロナパンデミック後の観光開発推進の目玉にしようと計画を進めています。
バー・ベー湖はペ・ラム川、ペ・ルー川、ペ・レン川の3つの支流から形成され、バック・カン省バー・ベー地区のナム・マウ集落の地点で合流し、3つの湖を意味するスラム・ペ湖を形成しています。湖一体の地質と地形は非常に複雑であり、独特の地質および土壌構造を備えた壮大な景観を造り出し、そのことが多くの多様性のある生態系の形成を引き起こしました。
湖の長さは8km以上、最も広い場所は2km、表面積は約500ha、平均水深は20m、深さ35mの所があり、多くの種類の淡水魚が生息し、湖にはバ・グア島、アン・マ島などの美しい小さな島々が浮かんでいます。
パック・ゴイとボー・ルーは、バー・べーにある二つの大きな村です。その中で、パック・ゴイ村は長い間観光業を発展させてきたため、より賑やかで活気があり、観光施設が十分にあります。それとは対照的にボー・ルー村は多くの手付かずの素朴で野生の美しさを今なお保持している平和で静かな場所です。これらの村は共に湖に面しているので、ほとんどの宿泊施設から湖の景色を眺めることができ、とても風通しが良く詩的な上に、価格は非常にリーズナブルです。
したがって、バー・ベー湖は「北東の山々の緑の真珠」に例えられています。しかし、過去2年間の新型コロナパンデミックの影響により、バー・べーは「森の中で眠る姫」のようになりましたが、2021年10月からバック・カン省は正式に新しい日常へ移行し、省の指導者たちはすぐにこの「宝物」の可能性と観光の利点を「目覚め」させました。
バック・カン省文化スポーツ観光局のハ・ヴァン・チュオン局長は、今後、バック・カン省がバー・ベー湖の観光多様化に焦点を当て、先住民の文化的価値と自然に恵まれた国立公園の景観の特徴を活用することに焦点を当てると述べました。また「利用可能なものを活用するだけでなく、観光資源を特定し、その資源のブランドを構築する必要があります。具体的には、トゥエン・クアン省と協力して、バー・ベー-ナ・ハンの遺産を世界遺産としての認定を受けるための書類を作成しています」と話してくれました。
バー・ベー湖観光を開発するというバック・カン省の決意は行動によって具体化され、サングループ、FLC、チュオン・タイン、タイ・アインなどの大規模な投資家の注目を集め、高級エコツーリズムリゾート、地元の林産物や農産物に関連する体験型観光モデル、アドベンチャーゲームゾーンまた国立公園探検ツアーなど多くの高級娯楽地を建設しています
文:ファン・トゥー
撮影:ベトナムフォトジャーナル
デザイン:チャン・ニュン
訳者:ソン・タム・クエン