ふるさと市場 カタツムリのソーセージ

カタツムリのソーセージに使われるリンゴカタツムリ。

北部デルタの田舎に住んだことがある人なら、田舎の市場で売っているカタツムリのソーセージの味を忘れることはできません。

昔の北部デルタについて話すとき、最もよく知られているイメージは村の畑や池でカタツムリを捕まえて市場に持ち込んで売る女性たちです。リンゴカタツムリや黒いカタツムリなどの田舎のカタツムリはカタツムリのソーセージを作るための最も新鮮な食材であり、食事をより豊かにしてくれます。

田舎の市場から街の市場へ、そしてベトナムの名物料理となったふるさと市場のカタツムリソーセージは多くの家族の食事に取り入れられ、ハノイの多くの大型レストランのメニューにもなりました。

カタツムリのソーセージ

カタツムリのソーセージの材料は、よく洗ってみじん切りにしたリンゴカタツムリと生ハムとハーブ、脂身、ひき肉などで、コショウなどのスパイスと混ぜます。四角い型にホイルを敷き詰め、その上にハイゴショウの葉を並べ、下ごしらえした具材を型に入れてしっかりと包みます。カタツムリのソーセージは香りが出るまで蒸したりグリルしたりします。

おいしいカタツムリのソーセージは柔らかくてパサパサせず、スパイスの香りやコショウの辛味、カタツムリのコリコリした歯ごたえ、豚肉とハムの脂身の味がすべて備わっていなければなりません。

文: ビック・ヴァン、写真: タイン・ザン

翻訳者：ホアン・ミン・フオン