国連の持続可能性目標遂行の中心人物

第９回世界若手議員会議に出席するために
ベトナムを訪れたIPU加盟議会７０以上からの
３００名以上の若手議員と国際機関の代表。
撮影：ヴィエット・クオン/ベトナムフォトジャーナル

第９回世界若手議員会議の開会。
撮影：ヴィエット・クオン/ベトナムフォトジャーナル

ベトナム国会が列国議会同盟（IPU）と協力してハノイで開催した第９回世界若手国会議員会議で講演した多くの国際代表は、地域および世界の議会フォーラムにおけるベトナム国会の主導的な役割を高く評価し、若者にこの国の重要な事柄や国際社会の事柄に積極的に参加するよう力を与え、鼓舞するという目標を実行するための取り組みを行っています。

マーティン・チュンゴン氏は多くのベトナム人にとって非常に馴染みのある人物です。このカメルーンの男性は、世界最大の多国間議会フォーラムの１３４年の歴史の中で、ヨーロッパ以外の出身者として初めてIPU事務総長の地位に就いた初のアフリカ人です。彼は礼儀正しい人で、常にベトナムを心から愛し、ベトナムを第二の祖国だと考え、どこに行っても何をしていても常にベトナムを愛し、ベトナムをサポートしますと何度も語っています。 

 IPUのドゥアルテ・パチェコ会長は、ベトナム国会が若者のための取り組みにおいて模範を示し、若者の役割を高めていると評価しました。ベトナム国会は言葉を行動に変え、若手国会議員が自らの役割を高める場を提供しています。

ファン・ティ・トゥアン職人（ハノイ市ミー・ドゥック県）から
サプライズギフト、OCOP製品である蓮のシルクスカーフを受け取る世界議会同盟のドゥアルテ・パチェコ議長。
撮影：ヴィエット・クオン/ベトナムフォトジャーナル 

持続可能な開発は民族が体験してきた自然災害への対応、予防、制御と適応に関する膨大で豊かな宝物を通じて、またベトナムの長い発展の歴史を通じてベトナムにとって大きな関心事となっている目標です。社会経済の発展と伝統的な文化的価値の保存と促進の間には常に密接な関係があり、また、若い世代、各家族の未来、そして社会全体への配慮の伝統を通じても同様です。

したがって、「デジタル変革とイノベーションを通じた持続可能な開発目標の実施促進における若者の役割」をテーマとした第９回世界若手国会議員会議を開催するというベトナムの取り組みは、国連の２０３０年の持続可能な開発目標の実現に向けてSDGsの実施まであと７年しかなく、長期的な障害により膨大な未完の作業が残されている中、さらには全世界が新型コロナウイルス感染症の流行を予防し、闘うために力を注がなければならない状況で、国際友人たちから再び歴史的なマイルストーンとみなされています。

特に、ハノイで開催された第９回世界若手議員会議では、９回開催の歴史で初めて「デジタル変革とイノベーションを通じた持続可能な開発目標の実現促進における若者の役割」に関する宣言が採択されました。ブオン・ディン・フエ国会議長は、これは世界規模で持続可能な開発目標の実施を促進するための若いIPU国会議員の決意、高い合意、そして強いコミットメントを示していると述べました。

第９回世界若手国会議員会議は、ベトナムが主催する２０２３年最大の多国間外交イベントである。ベトナム国会が世界若手国会議員会議を主催するのも今回が初めてである。

第９回世界若手議員会議は大成功を収め、非常にエキサイティングで効果的な議事は終了しましたが、持続可能な開発目標を実現するために全世界と手を携えることで、若手議員の役割を促進する上での新たな良き始まりとなりました。