若者たちがディエップ紙に物語を書き続けるとき
5月28日、ベトナム青年アカデミーにおいて、文化芸術プログラム「無地の紙に描かれた魂」がドンホー民俗絵画プロジェクトの一環として開催されました。このイベントは単なる芸術公演にとどまらず、五感を刺激する感動の旅であり、ドンホー民俗絵画の本質的な価値を多くの若者たちの心に届けました。
青年活動学科K12CC8クラスの学生たちがドンホー民俗絵画プロジェクトにおいて企画した「無地の紙に描かれた魂」は、若い世代の感性と鋭い文化的コミュニケーション能力を力強く示す作品です。このプログラムは、キンバック地方の民俗絵画の流れを若者たちの日常生活へと近づける架け橋としての役割を果たしています。
この遺産の旅の幕開けを飾るハイライトは、非常に精巧に演出されたミュージカルです。伝統音楽の素材と現代的な舞台表現を巧みに融合させることで、この作品はドンホー民俗絵画が誕生する過程をリアルに再現すると同時に、職人たちが長年にわたり技を守り続ける中で抱く葛藤や情熱を深く描き出しました。各幕を通して、観客はさまざまな感情の波を体験し、草木や山々から得られる自然の染料、そして一枚一枚のディエップ紙に秘められた価値をより深く理解することができます。
文化芸術プログラム「無地の紙に描かれた魂」には、特別ゲストとして卓越した職人グエン・ダン・タム氏と若手アーティストのグエン・タオ・ミーさんが登場しました。世代は違えど、過去への敬意という共通点を持つ二人が語る伝統工芸の継承と保存に関する経験や物語は、若者たちに強いインスピレーションの炎を灯し、遺産の保存は誰か一人だけの責任ではないことを気づかせるのに役立ちました。
イベントに参加した若者たちはただ見たり聞いたりするだけでなく、実際に伝統工芸の価値に触れながら、生き生きとした体験に没頭しました。職人たちの熱心な指導のもと、学生たちは自ら木版に色を塗り、天然素材をつかった色を調合し、金箔を施したディエップ紙に押し付けました。完成した絵にはそれぞれの個性が宿り、若者たちは労働の価値と先人たちの創造性を深く理解することができました。
イベントのユニークで画期的な特徴は、「ヘリテージ・ロール・プレイング(遺産のゲーム化)」体験ゾーンです。人工知能(AI)技術の応用により、参加者はドンホー絵画の登場人物に自ら変身することができます。この創造的な融合は、若者に大きな興味と交流の楽しさをもたらすだけでなく、現代技術を通じて文化遺産を広める新たな道を開くものです。
プロジェクト組織委員長のファン・グエン・タム・アイン氏は「私たちは、遺産は人々が触れたいと思うときにこそ本当に存在すると信じています。『無地の紙に描かれた魂』は単なるプログラム名ではなく、若者たちが時代に合わせて絶えず革新しながらも、伝統の精華を守り抜こうという誓いなのです」 と述べました。
イベント「無地の紙に描かれた魂」は、学生たちが新鮮で創造的かつ専門的な視点から、伝統的な価値感を実生活に積極的に取り入れる能力を十分に備えていることを明確に示しています。このプログラムの広がりは、若者のルーツへの感謝の念を育み、祖国の遺産に対してより責任感を持って主体的に文化を継承していくよう促す効果をもたらしました。
文、撮影:チャン・タイン・ザン/ベトナムフォトジャーナル
















