自然溢れるキー・コー

自然溢れるキー・コー

キー・コービーチはクイ・ニョンに来たら絶対に外せない観光地。

クイ・ニョン市中心部から南東約20キロメートル にあるキー・コー半島(ビン・ディン省ニョン・リー村)は、クイ・ニョンで最も興味深い観光地と言われています。ここには三面が山に囲まれ、一面が海に接する手つかずの風景を作り出している有名なビーチがあり、親戚や友人と休暇に訪れる観光客にとても人気があります。


キー・コービーチは三面が山に、一面が海に面した特別な位置にあり、陸地から離れて孤立しているため、街の生活の影響を受けず、訪れた人は静かに景色を眺めたり泳いだりできます。自然は雄大な山々、白い砂浜に影を落とす緑の木々、またヤシの木の並木で小さな湾を形成し、人々の心を魅了する詩的な美しさを生み出しました。

特にキー・コービーチの両側には、海水によって浸食された岩場があり、徐々に大きな穴が形成され、海面上に揺れる奇妙な洞窟のように見えます。まるであらかじめ整えられたかのように、何一つ欠けることなく岩の山が並んで立っています。時折、岩が崩れて浅い穴ができた場所もありますが、潮が満ちたり波が押し寄せると、大量の水が貯まって小さな池が形成されます。



キー・コー半島への旅も思い出に残る体験です。ニョン・リー島の集落に到着したら、キー・コー半島に行くには二つの方法があります。陸路を移動するか、ボートで移動するかを選択できます。

観光客が陸路での移動を選択した場合、途中で透き通った青いビーチに点在する漁村のあるニョン・リー島の全景を眺めることができます。このロマンチックな風景に、誰もが足を止めて写真を撮り、静かな漁村を遠くに望む海岸風景の素晴らしさを感じることができます。

また、ボートで島に行くこともできます。 ボートなら波を蹴散らし、キー・コー半島までわずか約40分しかかかりません。沖合から岸へ近づいていくと、海水が色の帯に分かれ、濃い青から青、そして澄んだ翡翠の緑へと徐々に変化していくのがはっきりと見えます。まるで底まで見渡せるような青く透き通った水に浸ると、まるで美しい「巨大プール」の真ん中で泳いでいるような気分になれます。

キー・コーに来たら、籠舟でバイ・ズアに行ってサンゴを見るのをお忘れなく。長年海で働いてきた経験豊かな漁師が観光客を籠舟に乗せて渓間を通​​り、バイ・ズアの美しいサンゴ礁まで安全に漕いで行ってくれます。透き通った青い海の中、水中メガネとライフジャケットを着用するだけで、漁師の指導のもと、色とりどりのサンゴ礁を眺めることができます。サンゴを求めてダイビングをしていると、小魚の群れが元気よく泳ぎ回る様子が見られます。さらに、ボートやカヌーをレンタルして魚釣りやイカ釣りに出かけたり、漁師と一緒に海へ行き、魚介類を捕る彼らの日々の仕事について学ぶこともできます。

 


 

キー・コー半島はまだまだ自然のままで、観光サービスはごく普通ですが、観光客を惹きつけるのは恐らくここの人々が非常に親密でフレンドリー、且つもてなしの精神を持っているからでしょう。キー・コー半島はエオ・ゾー、イェン島、チュン・ルオンキャンプ場など近隣の多くの観光地と共に、クイ・ニョンの素晴らしい旅行「ハンドブック」に多様性を生み出すことに貢献していると言えるでしょう。

ボートでキー・コー島にやって来る観光客。

陸路で旅行する場合は途中、クイ・ニョン市でバイクをレンタルすると良い。レンタル料は1日あたり15万〜18万ドン。これにより、計画を立てやすく、途中の観光にも最も便利で、対費用効率の高い旅ができる。
ボートで行く場合は船会社を選択してキー・コー島までの送迎を予約。往復チケットの料金はシーフードランチとキーコービーチへの入場券を含み、1人あたり37万~45万ドン。

 

文、撮影:コン・ダット/ベトナムフォトジャーナル
訳者:ソン・タム・クエン




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