エデ族の伝統衣装

エデ族の伝統衣装

エデ族はベトナムの54民族の一つです。神話、叙事詩、有名な楽器に加えて、エデ族の伝統的な衣装もここの人々の際立った特徴です。


モ・ノン族、マ族および エデ族のブロケード織機は
非常に似ていて、有り合わせの竹と木で作られている。
足と手で織る簡素な織物の道具。


 

エデ族の文化では男性と女性は独自の伝統的な衣装かありますが、民族共通の美しさを保持しています。巧みな腕前と繊細さで、エデ族の人々は民族の色を大胆に織り込んだ衣装を作ってきました。エデ族の伝統的な服は通常黒または藍色です。

 

エデ族の女性の伝統衣装はスカートとプルオーバーです。エデ族の女性の服はやや特殊なデザインで、左肩から右肩にかけてスリットが入っており、頭から被って着ます。シャツを着ると女性の体を腰までキュッと包み込みます。袖は短めで比較的細めに設計されており、襟元は少し高く幅広で着こなしやすいデザインです。紺色の布地に襟、肩甲骨、腕、袖口、裾には小さな赤、白、黄色のストライプを組み合わせた縁縫いで飾られています。


 

エデ族の衣装の模様。

エデ族の衣装の模様。 

 

エデ族の女性はスカートをはきます。これはショールを腰にたくさんのループで巻き、紐で結び付けたものです。スカートを着ると裾が女性のかかとに届き、プライバシーを確​​保できます。

 

エデ族の女性のスカートの模様も赤、黄、青、白の糸を組み合わせたボーダーでアクセントになっています。

エデ族の男性の服装はふんどしと布です。男性用の上着は女性用よりも幅が広く、長くなっています。首周りの部分は前が広めの丸首で、胸の前はVラインにカットされています。袖は長く、上着の後ろは前よりも長くなっています。濃紺の生地の上に袖口、首回り、裾線がいくつかの赤と白のボーダーで飾られています。特に、上着の中央部分は長方形の模様が横方向に配列されています。これはかなり典型的なエド族の男性の上着です。他には五分袖またはノースリーブの上着もあります。


 

 

 

エデの男性はふんどしを使って下半身を覆います。通常、ふんどしの幅は約30cmです。儀式によってコー(民族の服の一つ)の長さは異なります。

今日まで、エデ族はあらゆる種類の食材、衣装、美的スタイルを持ち、中央高地の少数民族の典型と言えます。

 

伝統的な衣装を着て、ダク・ラク省の象の健康を祈願する儀式を行うエデ族の人々。

文:ガン・ハー
撮影:コン・ダット/ベトナムフォトジャーナル
訳者:ソン・タム・クエン



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